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看護師みぞさんのブログ

造影検査(CT・MRI)での注意点~圧力に関して~

 
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泌尿器科領域に携わる機会に恵まれ、そこで泌尿器科の手術の面白さにどっぷりとハマり約5年程手術室勤務を経験(うち3年程は取り仕切る形で勤務)。 経尿道的手術~腹腔鏡手術、開腹手術まで泌尿器科域の手術は行う病院でしたので、経験しました。 今年(2019年)から放射線科専属でCT・MRIを安全に検査が行えるように、マネジメント能力を発揮することを期待され勤務しています。

みなさん、こんにちは!

先日、Twitterでサーフロー針のことをツイートしたのですが、思いのほか反応があったのでもう少し詳しく書いてみたいと思います。

圧力の単位:PSIって?

この記事で出てくるものとしてPSIという単位があります。普段聞かない単位ですが”1PSI=6894.76 Pa であり、 1平方インチの面積につき1重量ポンド の力がかかる圧力・応力と定義 ”

300PSI=2068kpa

サーフロ針~耐圧仕様~

イントロカン セーフティ
(ニプロ)

(Twitterで紹介したもの)

  • 針刺し防止機能
  • 複数回機能止血弁
  • 翼状形状による皮膚圧分散
  • 耐圧機能(300PSI)

針刺し防止については標準になりつつありますから割愛します。

複数回機能止血弁:非常に優秀な機能だと思います。通常の止血弁は1度切りの機能であることがほとんどですから、接続した後に何らかの理由で外さなければいけない場合に血液暴露の危険性を伴いますが、こちらは複数回機能しますから、接続を外す場合にも血液が出てくることを気にせず操作することが可能です。

その他の耐圧留置針

サーフロV3
(テルモ)

こちらも耐圧機能(300PSI)を有しています

スーパーキャス5
(メディキット)

こちらも耐圧機能(300PSI)を有しています。

以上の2つは本採用していないので詳細な使用感はお伝え出来ないですが、各施設の判断によるところですのであくまで紹介といったところでしょうか。
現在はもしかすると種類が増えている可能性は十分にありますが、僕自身が関わった中での御紹介なので、不足はご容赦ください。

造影検査~造影剤と注入速度が問題~

話はそれましたが、耐圧機能についてですが、特別に表示されていなくても、病棟や外来で通常点滴を行うにあたり支障があるような構造ではないので心配は必要ありません。

では、なぜこの記事を書いているかといいますと、タイトルにある通り

  CT・MRI検査における造影剤注入時においては、「~4.0ml/sec」程度の高速注入   を行う場合があります。加えて、   造影剤に含まれる成分により粘調度が高く   なりそれにより注入時の圧力が高くなるため耐圧機能のある留置針でなければ   破損のおそれ   もあるということです。

その他の要因

ここまで焦点が当たりにくい留置針に着目してきましたが、その他の要因も圧を上昇させる原因となるものもあります。それらについても、簡単ではありますが、見ていきましょう。

血管選択

造影CTにおいてはよく右上肢へルートキープをお願いしますといわれる要因が画像に示された内容になります。
患者血管によるところが大きいので、全症例において一番良いところに穿刺できるとは限りませんから、参考にしていただけたらと思います。
(早期動脈相撮影する場合はよりこの右上肢でのルートキープが好まれると思いますので)患者さまにも説明と理解を得て穿刺することが患者さまにとってもより良い検査に繋がりますから、看護と言えると僕は思います。

衣服による要因

施設においては全ての方に検査着に更衣をお願いする場合もあるかもしれませんね。しかし、そうでない施設もあると思います。
僕の施設でも患者さまが特に撮影にあたり問題のない服装であればそのまま撮影を行っています。そこで   注意したいのが、点滴をする際に袖を上げたは良いが、そこで締め付けられてしまい駆血した状態に近い場合があるかもしれない。   ということです。

この状態を見過ごして、造影検査を行ってしまった場合に、血管内圧上昇を起こし、造影剤の血管外濾出を起こしてしまう可能性があるということです。
特に冬場は防寒のために衣服の重ね着が増えますから、こちらも患者さまへ十分な説明と理解が必要になりますね。

検査肢位~患者要因~

CT検査ではバンザイした姿勢で撮影することが多いですが、高齢の方や肩関節の可動域の狭い方、麻痺や拘縮などのある方ではクッションなどを用いて安楽な肢位を取るとともに屈曲により点滴側の血管が流れが悪くなるようなことがないように管理することも重要なことですね。
理解が得られない場合などにはプロテクター(防護服)を着てCT室内で撮影が終わるまでそばにつくことも必要になるかもしれません。

最後に

造影剤の延長チューブは耐圧のものを使用していても、サーフロ針は盲点なんてことがあるかもしれません。病院・施設が決めているから・・・という安易な発想ではなく、今日常にあるものにも少し深めてみてはどうでしょう?

もちろん、多くは正しいことであるに違いないのですが、もしかしたら改善できることがまだまだ残されているかもしれませんよ!?

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Comment

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