脊髄くも膜下麻酔~穿刺針について~
みなさんこんにちは。
看護師なら日常的に使用している注射針にも種類があるように、麻酔で使用する針にももちろん種類があります。今回はその中の2種類を見てみたいと思います。
スパイナル針
一般に使用される穿刺針です。
麻酔科医の手技になりますから、麻酔科医の好みにより使用されている穿刺針は画像の物とは変わるでしょう。先端の形状を見ていただくために、先端の映っているものをアップしましたが、実際には穿刺の深さを見るために1cmごとの目盛りがついております。(硬膜外穿刺針も同様に深さを見れるように目盛りがあります)
先端の形状から想像されるように、硬膜・くも膜を穿通する際に、針孔が開きます。ここから脳脊髄液が露出する可能性があり、これにより引き起こされる合併症が“硬膜穿刺後頭痛(PDPH)”です。
硬膜を穿刺した針孔から髄液が漏れ、脳脊髄圧の低下が生じて頭蓋内組織の下垂が起き、頭蓋内の痛覚受容体が刺激されて頭痛が起きる。
<症状>
立位、座位で症状増悪が見られ、臥位で軽減する。
保存的治療で7~10日ほどで軽快する。
ペンシルポイント針
こちらスパイナル針と比べて先端の形状が変わっていますよね。
針の中央が鋭になっていて、よく見るとペン先と形状が似ています。
そして、スパイナル針に比べ尖りも乏しくなっています。
スパイナル針のところで穿通によって空いた針孔が硬膜穿刺後頭痛(PDPH)を引き起こす原因といいましたが、そこに配慮されたのがこのペンシルポイント針になるのです。
硬膜に対して、穴を空けて組織を取るというより、弁を形成するような穿刺になるので、針を抜いた後が膜の損傷がなく、キレイに塞がるために合併症のひとつである、硬膜穿刺後頭痛を起こしにくい針となっています。難点としては、切れにくいので穿刺の技術がものをいうという、麻酔科医次第という側面を持っています。
まとめ
手術室勤務の看護師の方で、脊髄くも膜下麻酔を日常的にされている施設なら珍しくもなんともないことかもしれません。しかし、日常になり過ぎると人は鈍感になることもありますよね。
ここで少し小さなことにも目を向けてみませんか?
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