膀胱留置カテーテル留置について思う。
みなさん、こんにちは!
僕は泌尿器科で看護師として働いているので、今回は泌尿器科では切っても切り離せない手技である、カテ留置についてです。
多くの病院でも、尿道バルーンを留置されている方がいらっしゃるので、看護師において管理・手技ともに必要とされる内容ですね。
なぜこの内容を取り上げたかといいますと、カテーテル(尿道バルーン)留置で苦労したという症例に遭遇することがあるんですよ。
今回の内容は他科で対応できない症例にスポットを当てつつ、泌尿器科的視点・手技を説明した内容となっています。
というのも、他科でカテーテル留置困難とされ連絡を受けて対応することも泌尿器科ならではの事なのです。
しかし、実際に患者さん対応すると問題なく留置できることが、、、
体感ですが ”8割くらい” あります。
なぜ、そんなことが起きるのか?
以外と入れればいいと思って安易に考えるかもしれませんが、
皆さん、看護技術で習ったと思いますが(勝手に看護師が見ていると想定💦)
人体の構造を把握して行わなければ、そうそう容易には挿入はできないわけです。
無理に入れようとすれば尿道(や男性なら前立腺)が傷ついて血尿・出血を起こす原因となります。
また、尿の流出を確認しないでバルーン膨らませ、尿道損傷させてしまう。なんて事まで…
他には、入らないので「なんでもいいから、細いの持ってきて!」という場面ですね。このようなことになると余計に入りません!
細くなると、想像がつくかもしれませんがカテーテルのコシがなくなります!
特に男性は尿道が約20㎝ありますので、道のりが長いのです。
加えて、男性特有の「前立腺」という組織があります!
つまり、ある程度のサイズ・コシは必要ということです!
(それに加えてテクニックも必要ですが。)
テクニックについて(参考までに)
<男性>
① 陰茎をしっかりと持ち、引き上げます。(ここをしっかりできていないと、
陰茎がたわんでしまい、カテーテルがなかなか入りません。)
陰茎がしっかりと引き上げられていると弓部尿道まで一直線になるので、
陰茎の根本までスムーズに入ります
② 前立腺部尿道を越える際に、括約筋を越えなければいけないので、意識下
に行う場合には、深呼吸を促しながら行います。
ここを越えると尿の流出を認めると思いますので、カテーテルをしっかり
挿入し、バルーン部が膀胱内へある状態で、固定水を入れます。
<女性>
① 尿道3-5cmですので、男性よりは難易度は容易になると思いますが、
女性は骨盤臓器脱という病態にある方がいらっしゃいますので、
尿道自体がわからない。また、尿道カルンクラ(カルンクル)という
できものにより尿道がわからない。という場合もあるかもしれません。
病態について
<尿道口狭窄・尿道狭窄>
その名の通りです。一部位が狭くなっているために、挿入困難なケースがあります
<前立腺全摘後(尿道・膀胱吻合)>
手術により前立腺を摘出し、離断された膀胱と尿道を再吻合しています
そのため、吻合部が安定しない術直後はカテーテル挿入が困難な場合も
想定されますので、注意しましょう。
<尿道括約筋植込み術後>
非常に稀ではありますが、前立腺全摘後の尿失禁に対して行われる術式です。
尿道に人工の括約筋のかわりをするバルーンを巻き付けてあります。
そのため、バルーンを介助しないと尿道が締め付けられている状態ですので、
カテーテル挿入はできません。
インプラントカードをお持ちなはずですので、既往の確認を!
操作方法は他科の方ではわかりにくいのですが、陰嚢に介助ボタンが埋込め
られていますので、そちらを押すことでバルーンが解放され排尿することが
できます。
まとめ
長々と書き連ねましたが、
入りにくい時には慌てず基本に立ち返って行ってください。
~plus α~
最後に、詳しくお聞きになりたい方はご連絡いただければ
僕の知る範囲でですが、お話させていただきます!
Comment
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